ユーザーの株式会社サンリッツ様にてご担当者様にインタビューを行いました。

偏光板のリーディングカンパニー「サンリッツ」様が、生き残りをかけた生産改革のために選んだADAP。
ADAPを選んだ理由と、他のシステムとの違いについて、語っていただきました。

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お客様がスピードをもっと上げて、サンリッツの製品を短いリードタイムで欲しいとおっしゃって、
追従しようとしたんですけれども、すごく大変だったんです。

エクセルという手作りのデータじゃなくて、何か良いものがないか探したところ、
「ADAP」というものがあるのを知りました。

「ADAP」と他の探していたものの大きな違いは何だったかというと、
「ADAP」はちゃんとお客様から引っ張られているという自分たちの感覚を
しっかりとシステムの中で分からせてくれる。そこが一番魅力に感じました。

他のソフトは、お客様の要求をインプットすると、
それをソフトウェアの都合で、上から山崩しっていうか、
崩して慣らして何とか工場の能力に収まるようにするというのが
一般的なスケジューラーと言われるソフト、MRPとかスケジューラと言われるソフト機能なんですけれども。

「ADAP」は要求を上から山崩し、という感覚ではなくてお客様のオーダーが入った都度ごとに、
自分たちの計画がそのお客様の要求に合っているか確認できるというメリットがあります。
都度、その場で確認ができる、非常にスピーディーだというところが非常に魅力的って感じで、
その結果お客様から引っ張られていると感じられる。

やはり製造には色々都合があります。
例えばまとめて作りたいとか、材料が午後じゃないと揃わないとか。

そういう自分達の都合とお客様の引っ張る状況をいかにマッチさせるかというのが
「ADAP」の中で非常に確認しやすいというのがあるので、
その結果、対応が早くなって、
お客様の要求されているスピードに
比較的楽に追従することができるようになった、というところが大きなところです。

他の製品と違って、逆に「ADAP」は、「人が考える」という余地をしっかりと残してくれている。
全部機械化じゃなくていい。

いや全部「ADAP」で計算できるんですけど、人が考えるところ、
「ADAP」が計算するところというのはシームレスにつないで見せてくれる。

BIMメンバーには、それぞれ担当がありまして、絶対譲れないところがあるんですね。
それぞれの事情があるのに、そこまで機械が勝手にパラメータ設定もするんですけど、
思った通りには中々やってくれない。最後は手作業が残る。

手作業が残ったら、結局システムが返してくれた値と全然違う絵になるということは多々あるんですね。

そういう風にやるんだったら「最初から丸っと自分たちでエクセルでやった方がよっぽど早いよ」という話になるんですけれども、
「ADAP」は自分たちのクリティカルなところは、「1週間とか2週間、ここはちょっと変えてくれ」と。
後は「ADAP」でちょっと適当に、それなりに影響がない範囲でつないでくれる、
というのがシームレスになるんですね。
そうすると、きちんとやると今度はその通りに計算してくれる。
自分たちの考えた所と、「ADAP」がお客様の要求を全部正確にトレースして追いかけてくるんですね。

合わないところがあると「欠品が生じますからここは注意してください」というのを教えてくれる。
だから抜けがない。

問題点を解決してくれるというキーワードがありましたけど、実はそこですよね。
非常にそこが助かります。

今、石川が、海外物流の担当なんですけれども。
冬場とか、ここは北陸なので天気が荒れて出航できないとか制約条件があったりします。

今回も、陸上輸送が滞っちゃって福井の方に抜けれないとか色々あったんですけれども、
そういったところも人間が、「こことここ」って制約条件を決めた後は、「ADAP」で進める。

要所は人が決めて、あとは「ADAP」だとスピーディーに動かせる、柔軟に対応ができるんですね。