【おすすめ】IEC61709/SN29500故障率算出シート(IEC62380後継)

IEC62380故障率算出シートの後継として、IEC61709/SN29500故障率算出シートのご提供を2018年9月から開始しております。詳しくはお問い合わせください。

IEC62380で定義されている電子部品の故障率について、記載された式やパラメータ、選択肢が登録されたテンプレートシートです。このテンプレートシートには、以下のような規格に基づいた故障率算出に便利な機能が多数備わっています。

  • 電子部品の使用タイプや環境を登録することで故障率を算出。
  • 式に与えるパラメータを変化させるだけで、故障率への影響の掌握、設計上の余裕、さらには放熱対策目標も検討可能に。
  • 算出したパラメータや根拠もエビデンスとして残存。

様々な条件で算出された故障率や、その他サプライヤから提供された故障率なども、ライブラリ化され一元管理されます。既存のISO26262テンプレートから自由に選択可能です。

ユーザ様支援の拡充について(FAQの公開)(2014/05/27)
ISO26262故障解析テンプレートの新バージョンリリースにあわせ、ユーザ様支援の拡充としてIEC62380規格に対する各ユーザの質問と信頼性の専門家によるアドバイスをFAQとして本ホームページで公開(但しユーザ限定)を開始しました。

IEC62380故障率算出シートの特徴

ISO26262テンプレートとの連携

ISO26262における、単点故障、複合故障、潜在故障、カバッレジ解析に対し、図1の連携によりリスク・信頼性解析作業を支援します。

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図1 ISO26262テンプレートとIEC62380故障率算出シートの連携

関連するデータを候補表示

このシートでは、IEC62380で算出した故障率と故障モードの他に、例えばサプライヤからの数値など、様々な数値を一元管理できます。
以降のFMEAやFMEDAの解析では、これら一覧から故障率(部品)を選択することで利用可能です。

ミッションプロファイルの作成

故障率算出にあたり、ミッションプロファイルを任意に定義可能です。これにより温度条件や回数条件などの異なった環境毎へのプロファイル作成可能です。
以降の故障率算出では、適用するプロファイルを指定します。

故障率の算出、故障モードの特定

EC62380で定義された故障率算出およびその選択肢がシートに内蔵されています。ミッションプロファイルや選択パラメータ、通電による温度変化などの条件を登録すると、故障率や故障モード(発生比率付)が算出されます。(図2)。

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図2 Low power diodes の算出例