リスク・トラブルの知見化・継承

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「リスク・トラブル情報が蓄積するばかりで継承されない」「その結果、トラブルが再発する」こうした課題がよく聞かれます。データの電子化は便利な一方で、データが多様化・巨大化、さらに分散しがちで、共有や活用が困難になる側面を持っています。さらにベテラン社員の退職など担当者が変更になった際、ノウハウが確実に継承されなければ企業にとっても大きな痛手になりかねません。
IHSリスクマネジメントソリューションでは、知見を後から参照する段階だけではなく、運用段階からスムーズな継承を可能にする仕組みが備えられています。リスクマネジメントのみならず、情報共有や継承に、広くご活用いただけます。


スムーズなノウハウ・知見継承のために

ノウハウや知見を蓄積するだけではなく、「データの構造的な蓄積」や「関連する情報のタグ付け」などの機能で、担当者の負荷軽減と、入力された情報の知見化・継承を両立させます。さらに、後任の担当者など、後からデータを参照する人が、データが入力・選択された根拠や、変更の影響範囲を容易に特定できる仕組みが備えられています。

ためるだけでなく、活用できるデータベースを自動構築

関連するデータを候補表示

データを投入する際、過去のリスク分析データや用語集、トラブル情報など、参照したい情報の中から入力する項目に関連するデータのみを候補表示させることができます。担当者の負担を大幅に削減されるだけでなく、経験が浅い担当者でも過去の知見から様々な気づきを得ることができます。

文言・表現統一の仕組み

表示された候補の中に入力したい情報があれば選択、なければ手入力、のプロセスを繰り返すことで、入力される文言が統一されます。入力の手間が軽減されるのみならず、後から抜け漏れのない検索を実施することができます。文言だけでなく、定量化された数値情報なども統一させる仕組みが備わっています。

データを構造的に蓄積

データを入力するテンプレートには、データをどのような構造(1:n、n:1の関係など)で蓄積するか、あらかじめルールが定められています。後からのデータ参照が容易になるだけでなく、Enterキーを押下するだけでセルが分割されるなど、入力時の手間も省かれます。

関連する情報のタグ付け

入力された情報は、テキストや数値そのものではなく、関連する情報や属性がタグ付けされながら蓄積されていきます。その結果、関連する項目への候補表示など、後任の担当者が活用できるデータベースが構築されます。

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知見化がXMLで実現されていくイメージ


企業・組織ニーズにマッチする知見継承のために

企業は組織に蓄積されるデータや、継承の目的は多種多様です。お客様の目標を達成するため、最適なフォーマットのご提案など、知見継承に関するご相談も承ります。詳しくはお問い合わせください。